Corosync(コロシンク) 最新情報
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活用例・導入事例Corosyncの活用例・導入事例 |
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Corosync(コロシンク)とは
Corosyncは高可用性の標準アプリケーションインターフェース仕様(AIS)を定めるOpenAISプロジェクトから派生したオープンソースソフトウェアのクラスタ通信フレームワークです。
様々なLinuxディストリビュ−ションで動作し、高可用性クラスタを実現するクラスタ構成の中でクラスタ通信層(クラスタ制御部)を担います。
Corosyncのクラスタ方式
HA(HA(High Availability)クラスタ方式には
「フェイルオーバークラスタ型」
「負荷分散クラスタ型」
の2種類があり、Corosyncを利用したクラスタは「フェイルオーバークラスタ型」となります。
「フェイルオーバークラスタ型」はクラスタソフトウェアは異常検知によりサービス停止→切替→サービス起動を行うため切替には30秒〜5分程度必要となります。切替動作中はサービス停止となります。
過去のクラスタ制御部のソフトウェアはHeartbeatが主流でしたがHeartbeatの開発は現在メンテナンスのみとなっており機能拡張は行われない方向となっています。
Corosyncは機能面、性能面、実績面、安定性などが評価されてきた事で、Corosyncを採用するケースが増えています。
Corosyncを利用する場合のPacemakerはバージョン1.1以上をご利用ください。
Corosyncの特長
OpenAISプロジェクトから派生したLinuxにおける代表的なクラスタ制御ソフトウェアであり、過去の実績面からも安心して利用する事ができます。
Corosyncは障害検知の速度やスプリットブレインから回復時の動作が安定しているため可用性・信頼性が高い。
1) 高可用性の実現
Heartbeat v3 | Corosync | 備考 | |
安定性 | ○ | ○ | Corosyncは初期バージョンは発展途上であり不安定であったが、現在バージョンは安定している。 |
多ノード | × | ○ | Corosyncはノード追加・削除時の動作が安定し、起動時間が短いことから多ノードにも対応 |
スプリッドブレイン対応 | × | ○ | Corosyncはスプリットブレイン回復時の動作が早く安定 |
故障検知 | △ | ○ | Crosyncは故障検知速度が向上 |
将来性 | × | ○ | Heartbeatはメンテナンスのみ |
2) 柔軟なクラスタ通信
Corosyncはブロードキャスト通信だけでなくユニキャスト通信、マルチキャスト通信をサポートします。
システム要件に応じて1対1のユニキャスト通信、1対Nのマルチキャスト通信を選択する事ができます。
ブロードキャスト通信
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ブロードキャスト通信とは、同じクラスタグループ内の全宛先に対して、1対不特定多数で行われるデータ通信。
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ユニキャスト通信
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ユニキャスト通信とは、単一のアドレスを指定して、1対1で行われるデータ通信。
※Amazon EC2(VPC)では、ブロードキャスト、マルチキャストをサポートしません
のでユニキャストを利用ください。
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マルチキャスト通信
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マルチキャスト通信とは、指定した特定のアドレスに対して、1対複数で行われるデータ通信。
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ブロードキャスト通信
ユニキャスト通信
Corosyncは
・ユニキャスト通信
・マルチキャスト通信
をサポートしている事で無駄なブロードキャストを無くし、ネットワーク負荷を軽減する事ができます。
3) 高い将来性
既にメンテナンスのみとなっているHeartbeatとは異なりCorosyncは機能拡張・メンテナンスされる方向となっています。
4) 多ノード対応
Corosyncはノード追加・削除時の動作が安定し、起動時間も短いことから多ノード構成にも対応。
5) 企業向けのサポート提供
ミッションクリティカルなシステムで利用されるクラスタソフトウェアである為、企業向けのサポートが提供されている。
Corosyncのライセンス
ライセンス:新BSDライセンス
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