Apache log4j 最新情報
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活用例・導入事例Apache log4jの活用例・導入事例 |
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Apache log4j(ログフォージェイ)とは
Apache log4jは、オープンソースソフトウェアのJavaロギングユーティリティ(ロギングフレームワーク)です。
Apache Software Foundationにプロジェクトとして開発されています。
log4jのバージョン1は、主にデバック用のツールとして利用されていましたが、Log4jバージョン2では監査ログフレームワークとして使用できるように設計されています。
様々なアプリケーションに組み込み事ができ、LiferayやAlfrescoなどのアプリケーションパッケージにも組み込みされています。
C++言語用、Perl用、.NETFramework用、PHP用、PL/SQL用などJava以外のアプリケーションにも対応できるモジュールが提供されています。
log4jバージョン2ではJSONまたはYAMLがサポートされ、バージョン1でのプロパティファイルが未サポートとなりました。
つまりlog4jバージョン1とlog4jバージョン2の互換性はありません。
Apache log4jの特長
1) 6つのログレベル
レベル | 内容 |
FATAL | (致命的なエラー)プログラムの異常終了を伴うような継続不可能な場合。コンソール等に即時出力することを想定 |
ERROR | (エラー)予期しないその他の実行時エラー。コンソール等に即時出力することを想定 |
WARN | (警告)APIの不適切な使用、エラーに近い事象など、不完全な状態であるがリクエストや実行結果は完了している状態。 コンソール等に即時出力することを想定 |
INFO | (情報) 実運用上の最低ログレベル。実行時の何らかの事象(例としてサーバ起動、停止など)。 コンソール等に即時出力することを想定。 |
DEBUG | (デバッグ)デバッグ用のトレースログを含みます。システムの動作状況に関する詳細な情報。 コンソールではなくログ上にだけ出力することを想定 |
TRACE | (トレース情報)更に詳細な情報。 ※Ver1.2.12から追加された機能 コンソールではなくログ上にだけ出力することを想定 |
上記の情報は、log4jの情報です。
log4j2ではではありませんのでご注意ください。
2) 2つの設定方法
Log4jはプロパティファイルとXMLの2つの設定方法があります。
3) 柔軟な出力定義
・Loggers(ログレベル設定)
・Appender(出力先設定)
・Layout(ログ出力フォーマット設定)
4) アプリケーションへの組み込みのしやすさ
log4jの利点はアプリケーションとは関係ないファイルにより設定を行うため、log4jを使用しているアプリケーションを変更することなく、ログ出力のON/OFFができる事です。これにより平常利用時はOFFとし、障害が発生した場合は設定ファイルをONに変更することで簡単にロギングを開始する事ができます。
log4jバージョン2からは監査ログとしても利用できるのでlog4j2とNoSQLデータベースであるMongoDBなどと組み合わせて監査ログ蓄積/分析基盤としても活用する事ができます。
log4jのMongoDB用のAppenderとしてlog4mongoが提供されています。
Apache log4jのライセンス
ライセンス:Apacheライセンスバージョン2.0(GPLv3互換)
Apache log4jはオープンソースライセンスであるApacheライセンスバージョン2.0(GPLv3互換)となります。
Apache log4jの入手先
Apache log4jの最新版はコミュニティのサイトからダウンロードできます。
log4j ver1.x系とlog4j ver2.x系ではダウンロード先は異なりますのでご注意ください。
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